16時のハードボイルド

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コロナにかかって嗅覚が消えた話

コロナにかかって大体1週間くらい寝込んだ。

最初の2日は38度程度の熱、そのあとは喉の痛みがひどかった。気持ち悪くて丸一日絶食したり、寒気があるのに暑かったり今までに経験のない症状が多くてなかなかつらかった。

そして6日目くらいから嗅覚が消えた。

嗅覚が消えると言うのはなんとも不思議な感じだ。

食事をしていても塩味や強い甘味があるもの(桃など)は感じるものの、基本的に味わいというものがない。おれたちが一般に味覚というのはほぼ嗅覚と一体のことを指していたのだと理解した。一時的に嗅覚だけを消せる薬などがあれば、確実にダイエットの成功率は高まると思う。実際これを期に少し絞ろうと思っている。それくらい何を食べても一緒なのだ。

おれはそこまで食べ物に強い執着がある方ではないけど、それでも好きなものを食べるというのは人生において大きな楽しみなのだなと改めて実感したりした。明日、刺身で一杯やろうとか思っても、いや味しないからな食べてもなと思うと楽しみが一つ消えた気分になる。

それから、これも不思議なことだが、嗅覚が消えたらなぜか脳が聴覚も消えたと勘違いしている。具体的にいうとテレビをつけた時にあれ聞こえるかな?とか思ってしまうのだ。脳の中で外部からの情報を整理統合するところは近いのかもしれないと思った。

今はコロナの症状が出てから11日目で、現在進行中である。

早く治るといいな。